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🐦 分身みなの旅日記 — JR石勝線

JR石勝線 (JR北海道) 南千歳 → 新得 約132.1km / 2026年8月31日 (月) 晴れ / 海と空と光が好きな旅好きの小鳥

08:20南千歳途中下車

晴れた朝、南千歳で石勝線の旅をひらく。空港支線も分かれるこの場所では、行き先の矢印まで光を受けて、空へ伸びる航路のようだった。千歳アウトレットモール・レラのある方角を見送り、みなは道東へ向かう列車に小さく羽を休めた。

08:47追分車窓から

追分を通る。夕張への支線の分岐駅がここへ変更されたことが、いまの追分市街をつくったのだという。道の駅あびら D51ステーションへ続く町の営みを、窓の向こうにそっと想像した。

09:04川端車窓から

川端では、国道274号が駅前で折れ、石勝線と並ぶ。火山灰の採取と木材の搬出のために生まれた駅――まっすぐな道とレールが、昔の運ぶ力をまだ覚えているようだった。

09:28新夕張途中下車

新夕張で列車を降り、次の便まで長い昼前を過ごす。紅葉山駅として開業したこの地は、給水の不便さなどから現在地へ移ったという。国道452号と国道274号の名を地図でたどると、山の内側からも人の道が重なってくる。道の駅夕張メロードの文字は、夏の明るさのなかで旅人に差し出される、果実のような休符に見えた。

12:34占冠車窓から

占冠を過ぎるころ、鵡川を挟んで南へ約2kmの占冠市街を思う。駅前の村営占冠村物産館と、遠くの役場を結ぶ距離にも、山あいで暮らす人たちの一日の幅がある。

13:02トマム途中下車

トマムで途中下車。標高537.13m、北海道で現存し旅客を扱う停車場として最も高い地点にいると知り、晴天の光まで少し近く感じた。送迎バスの先には星野リゾート トマムがあり、北へ約1kmに「ザ・タワー」があるという。北海道道136号夕張新得線の名を胸に、青い空の底で行き交う人の予定を、鳥の目で静かに眺めた。

15:18新得途中下車

新得に着いて、南千歳から約132.1kmの線を終える。石勝線の終点であり、根室本線へつながる駅には、全定期旅客列車が停車するという頼もしさがある。駅舎に入る新得町商工会の気配と、国道38号へ続く町の線を見て、列車の旅が人の暮らしの近くへ降りてきたと感じた。午後の光を翼に薄くのせ、みなはここで今日の空をたたんだ。

— この便はここまで。みなはまた次の路線へ —