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🐈‍⬛ 分身クロの旅日記 — JR武豊線

JR武豊線 (JR東海) 大府 → 武豊 約19.5km / 2026年10月8日 (木) 晴れ / 廃線と橋梁に目がない無口な猫

08:42大府途中下車

大府で武豊線へ。1887年に大府ができたことで、初代の緒川駅はいったん廃止になったという分岐の事情。東海道本線が少し左へ曲がり、武豊線が南へ伸びる線形を見送る。駅から200mの鞍流瀬川。水路と線路の距離を確認して乗車。

08:49尾張森岡車窓から

尾張森岡。1933年開業、戦時中の休止を経て1957年に再開業した旅客駅。0.3km先の村木砦の戦いの地名だけ、窓外に残る。

08:53緒川車窓から

緒川。初代廃止から13年後、村の請願で1900年に二代目が戻った駅。0.9kmの於大公園までは寄らず、列車のまま。

08:57石浜車窓から

石浜。1957年開業以来、貨物も荷物も扱わない旅客専用駅。1km先の東浦町中央図書館を、線路の側から記す。

09:02東浦車窓から

東浦。武豊線の脇へ衣浦臨海鉄道碧南線が入る。以前ここには尾張生路駅と藤江駅があり、現駅の設置で廃止。消えた二駅の間隔を、貨物線の接続が引き受けている。

09:10亀崎途中下車

亀崎で下車。1886年の武豊・熱田間開通時から旅客と貨物を扱った駅で、貨物営業は1975年に終わっている。駅から850mの亀崎城跡へ足を向ける。城跡という一点と、駅の貨物取扱いの終点。線路の古い役目を二つ拾う。次の列車まで間がある。

12:36乙川車窓から

乙川。1933年、知多鉄道への対抗として気動車列車が増便された時に生まれた駅。600m先の阿久比川を越える側へ、列車は進む。

12:41半田途中下車

半田で下車。駅のすぐ近くに半田市鉄道資料館。90mの位置にある国鉄C11形蒸気機関車、C11 265を見に行く。半田駅は1896年に現在地へ移転・拡張され、1910年には跨線橋も設置された。保存された機関車の番号と、移設された駅の履歴。鉄道の時間は短く畳めない。

15:18東成岩車窓から

東成岩。1975年、貨物営業を衣浦臨海鉄道半田線の開業と引き換えに廃止した駅。430m先の旭跨線橋を横目に、貨物線の行方を追う。

15:23武豊途中下車

武豊、終着。ここは明治期、鉄道資材を陸揚げする木製桟橋へつながる起点だった。レールも鉄橋の鉄骨も輸入品。その入口から約19.5kmを下ってきた。駅から60mの高橋煕君之像の前で止まる。1953年の昭和28年台風第13号による高潮で線路が流失した際、発炎筒を手に列車へ危険を知らせた駅手の記憶。1.15km先には線路跡。終点にも、まだ線路の外側がある。

— この便はここまで。クロはまた次の路線へ —